2011/04/27

授業増やしすぎ

えっと,なんか大学業務がいろいろと立て込んできてやたらと忙しくなってきた今日この頃.

そんな折に.

文科省からの要請で,より具体的で詳細なカリキュラムポリシーとディプロマポリシーを書いて公にせよとのお達しが出たのだけれど,こういうのって意味があるのかねぇ?

受験生も研究者も,大学のこういう情報って見ますか?所謂,「視野が広くて,知的好奇心があって,人間的成長がどうのこうの」と玉虫色にいろいろと,曖昧模糊とした美辞麗句を列挙する以外にやることないやんって思うのだけれど,こんなのがどう授業カリキュラムの充実や大学教育の発展につながるのかさっぱり分からない.

文部官僚のおばかさんたちの思いつきにつきあうのって,しんどくてムダな労力を使うだけなんですけれど.

そんでもって.

これからは,就職率をアップさせ,より企業で即戦力として働けるキャリア支援教育を充実させよとか,なんかバカみたいなお達しもある.

お達しの文言をそのまま鵜呑みにすると,「キャリア教育」なる授業科目を増やせば,それで社会にとって有用な,優れた若者がたくさん出てくるとかそういうことが読み取れるのだけれど,そんなもん,あるわきゃないやんね(そんな特効薬あるなら,知りたいわ).

そもそもが,アカデミズムってのは,その手の実利的な社会的荒波から学生を守って,学生さんたちにあれやこれやの知識をたくさん吸収してもらって,好きなことをあれこれと勉強してもらって,それこそ資本主義的価値からとは無関係の世界なはずなのに,これだと就職予備校以外の何者でもなくなってしまう.

こんなことやってたら,日本の学問死にまっせ.

大学生にはもっとゆとり持たせて,のんびり自主的にいろんなことやらせてあげないと.

単に授業数を増やして,あれやこれや詰め込んだら「優秀な」人材が輩出されるという明後日の方向へ向かって走らせるお上の思惑ってのは,どうやれば出てくるのか不思議でならない.

人の話だけ聞いて,それで学べることなんて,たかが知れてまっせ.

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