2011/10/11

気分の起伏が激しい日

休み明けのおかげで,講義が3コマあっても体調がすこぶるよい.

やっぱり,ちゃんと睡眠が取れているといいみたいである.

ところで.

「他人の価値観を批判するな」とかいろいろと言われそうなのだけれど,今日,うちと他の大学の学生さんが,夏休みに短期留学をしたというレポートがあったので,読んでみた.

どちらもロンドンを堪能されたみたいで,それはそれでよい.

しかし.

どうも,お金を払っただけで行けるお手軽語学留学を

「留学してきました」

と言われたり,

「異文化を理解することができました」

とか言われると,

「ちょっと違うんじゃないか?」と思ってしまう.

しがない貧乏人の僻みかもしれないけれど,がむしゃらに,それこそバイトと大学の講義の合間を縫って,図書館にあったありったけのTOEFLリスニングの問題集を全てウォークマンに入れて,電車内で暇を縫って勉強した結果,なんとか国費留学ができたとかいう自分の立場からすると,どうもこの手のお手軽海外体験を「留学」と読んで欲しくないという気分になってしまう.

語学留学はちゃんと「遊学」と読んで欲しい.語学なんざ,現地に行く前にある程度身に付けてから行くものだと思っているからである.

一時的にでもいいから,留学はやっぱり正規留学をしてなんぼだと思うのである.

なんか,お手軽旅行を「留学」と呼ばれると,平凡な知能しかない自分が,それこそ必死の思いで勉強してきた経験がコケにされているような気がしてならない.

心が狭くてすまない.

でも,本当に,若い学生さんたちには積極的に貪欲にガンガン勉強してもらって,単なる語学留学以上のことをしてきて欲しいと思うのである.

理想論なのかな.

それに関連して,どうもうちの本務校の年配教授さんたちの,

「博士号を持っているからといって,必ずしも偉いというわけではない」

「論文を書いたり,研究発表をしていなくても,きちんとした研究はしている」

「成果が出るものだけが研究ではない」

とかいう言説も,傍から聞いていてため息が出てしまう.

人文系が成果の出にくい学問であるということは重々承知しているのだが,それにしても60代になっても未だかつて何にもアウトプットを出したことのない人たちが口にしていい発言ではないと思うのである.

まぁ,気にしないにこしたことはないな.

一方で.

ちょっと自分のイギリスの母校からメールがあったので,新学期のリサーチスタッフを見たのだけれど.

いやー,充実してるな.

去年から聞いていたけど,ヘッドはピーターだし.

今更ながら,アウトプットは素晴らしいものがあるし.

それに,来年1月からは,ランカスターから社会言語学のやり手も来るみたいだし.

従来のスタッフと合わせて,バランスの取れたいい学部になりつつありますね.

自分もちゃんとやっていこうという刺激になる.インディペンデントリサーチャーとして,自分はまだまだ恥ずかしい水準にありますが.

後日談:

うちの大学で,正規留学の学生には,派遣先の大学とうちの大学の授業料の差額を奨学金として支給することがほぼ決定済みのようである.グッドニュース.いい派遣先も多いし,学生さんたちにはこの機会をぜひ掴みってほしい.

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